熊本県建設業協会 青年部で「土木の日」に高校生向け現場見学会を行いました

立野ダム建設現場 高校生向け見学会 (2019年11月1日)

熊本県建設業協会 青年部では、「土木の日」に熊本県立熊本工業高校 土木科 1年生・熊本県立熊本農業高校 農業土木科 1年生 約90名を対象に、建設中の「立野ダム」の見学会と土木の役割や重要性を知ってもらうための講演とワークショップを実施いたしました。
熊本県建設業協会 青年部で事業委員長を務めている、弊社専務取締役の轟木哲也が企画・運営に携わり、高校生に向けて土木業が生活に密接な関係であることを伝え、生徒たちに夢を語りました。

建設中の立野ダムを間近に

生徒さんたちは、ダム建設の目的を知ったり、ダム完成予想のジオラマを見たりしながら、実際に建設現場を目の当たりにし、重機が動いている姿に目を向けていました。

また、実際に建設現場で指揮をとっている建設業の方から工事の進め方や現在の様子などについて詳しい説明を受け、教室とは違った体験をされていました。

志をもて!建設業には夢がある!!

『スコットランド紙幣の一部に日本人が描かれているのを知っていますか?』

小国町出身の北里柴三郎博士が2024年発行予定の新千円札の肖像画に採用されたことと関連して、生徒さんたちに問いました。


『スコットランド紙幣の一部に描かれた日本人は、「渡邊嘉一」さんという建設技師で、スコットランドが誇る「フォース鉄道橋」の建築に大きな功績を残した人です。この橋ができたことでスコットランドの鉄道はとても便利になったのです。その功績が認められ紙幣に描かれているんです。』

建設業は、皆さんの知らないところで、便利で安全な暮らしと密接な関係があります。 例えば災害時にはいち早く現場に急行し、災害現場への道をつくり救助ができるよう、警察・消防・自衛隊などよりも先に向かい作業を行います。
また、水道の蛇口をひねるとあたりまえのように水がでるのも、皆さんが寝ている深夜に水道が毎日使えるよう工事やメンテナンスを行っています。

気がつかないところで、建設業は便利で安全な暮らしにとても重要な役割をになっているのです。

そして、このようなとてもやりがいのある仕事に就いてもらいたいと思い、今日皆さんの前でお話しさせていただいています。

先ほど紹介した、渡邊嘉一さんのように功績が認められて紙幣の肖像画に選ばれることもあるので、とても夢のある仕事だと私は思っています。

皆さんは、土木に関する勉強をされているので、私たちの建設業へ就職される人も多いのではないかと思います。 この仕事に、夢を持って、誇りを持って就いていただきたいと心から思っています。

噂の土木応援チーム「デミーとマツ」による講演+ワークショップ

熊本工業高校 村川先生より

普段の学校生活では目にすることのない、建設現場を見学できて生徒には非常にためになると思います。今回1年生に見学に来てもらったのですが、これからの資格を取得にむけての勉強も具体的にイメージできやすいのではないかと思います。
これからも続けていただけるとありがたいと思っています。